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絶滅させないで(; ;)日本の在来馬

  第1章 日本の馬を知っていますか?

  第2章 日本在来馬はどうして減ってしまったの?

  第3章 在来馬の価値?

第1章  日本の馬を知っていますか?


今、一般の人々の生活から馬が消えてしまって久しいです。

  馬自身身近に見ることもなくなり、私自身生まれて初めて 馬に乗ったのは19歳も過ぎてからでした。
 そして今、日本で馬と言えば競馬場で走る「サラブレッド」を思い浮かべる人が多い事でしょう。

しかし、日本にも、昔からいる古い馬がいるのです。
  起源は、古代に大陸から渡ってきたとか、いろいろな説がありますが、はっきりしたことは分からないようです。
 しかし、それほど古くから日本の在来馬はいたという事です。

  今、テレビで時代劇を見ると、大きなサラブレッドに乗ったお侍さんを見ますが、本当はもっともっと小型の在来馬に乗っていたのです。

  それら日本の在来馬たちを私たちが見る機会はほとんどなくなってしまいました。
 なぜなら数が激減し、絶滅の危機に瀕しているからです。

第2章  日本在来馬はどうして減ってしまったの?

  なぜに日本の在来馬は日本人から忘れ去られてしまったのでしょう。

  農耕に携わってきた馬たちは農耕機器の発達により、また、人の足としての馬たちは車や電車など交通機関の発達により必要とされなくなり、また、平和な日本では軍馬という存在も必要ありません。
  日本人の生活自身が馬というものを身近に必要としなくなり、競馬、観光施設、もしくは乗馬クラブくらいしか馬を必要としていないのです。

  そして、長い戦争中、軍馬としての大型化を指示し、小型の日本在来馬の種付けを制限した政府にも責任があるのです。

  パソコン通信の乗馬会議室で、木曽馬のHPを作ろうとしている人の疑問の一つに「なぜ保護しなければならないのか」というものがありました。
 ずっと在来馬についての絶滅を危惧警鐘するHPを作りたいと思ってきた私にとっても返答に困ってしまいました。

  なぜなら在来馬といえども、大昔から人の手で改良されてきた家畜です。人の都合のよいように淘汰されてきた動物のひとつです。それは世界中の馬にいえることですが。それを種として保存する価値があるのだろうか・・・

  その答えはYesだと思います。少なくとも私は価値あると思っています。

  その理由は、みなさんが数少ない日本の在来馬たちに会ってみて、接して、触れてみてもらえばきっと分かると思います。

  より馬の原種に近い数々の特徴。
  小型で日本人の体格にあった体高。
  ずんぐりむっくりした素朴な日本の在来馬たち。
  手をかけてやればやるほど温厚で人になつくその性格。

  そういったものを眺めているうちに反対に疑問がわいてきたのです。
   「もっと日本の乗馬施設で在来馬を使えるのでは?」


第3章  在来馬の価値?


  確かに中央競馬にドサンコを出しても勝てないし、乗馬の馬場馬術に木曽馬を出しても点数もらえないかもしれません。

  でも、引き馬や外乗、小型の馬車馬なら、温厚で駄馬型の在来馬にはぴったりじゃないでしょうか。
 在来馬には在来馬の価値があるのでは?

  特に私は瀬戸内海の島に住むことになり野間馬を見る機会に恵まれました。
 もっぱらサラブレッドなど、洋種の大きい馬ばかりに出会っていた私はその小ささに驚きました。
 なんと体高は107cm以下です。
 そして引き馬しているのをみて、「子供の乗馬にぴったり」と思いました。
 競馬場の乗馬施設等にいるポニーと何ら変わらない利用価値があるのにと思ったのです。

  今はあまりにも数が少なく繁殖させるのが精一杯ですが、絶滅しないように増やしていくとすれば利用価値を見つけなければ、またいずれ必要のないものとして忘れられてしまうでしょう。
 八戸芳夫さんも「馬−この素晴らしき友」の中でこうおっしゃっています。

 「保存には活用が不可欠である。活用なくして保存はおぼつかない」と。

 これは大型動物で、家畜という性質を持った馬に特に当てはまると思います。

  しかし、残念なことにシェトランドポニーにも匹敵する小型馬の、野間馬、与那国馬などは皆数十頭という単位でしか もはや存在せず、売りに出されるのはほとんどありません。

  それにも関わらず国の天然記念物に指定されているのは宮崎県の「御崎馬」だけなのです。

  木曽馬は純血は一度絶滅して今は戻し交配で復活させています。
 野間馬も一時はたったの6頭まで減ってしまったものを、保存会の人達がやっとの事で52頭まで増やしたのです。
 しかし、いずれも種として残すにはあまりにも少ない数で下手をすればトキのようにすぐに絶滅してしまうでしょう。

  ですから、一人でも多くの日本人にこの在来馬たちの存在を知って欲しいのです。
 そして、長い年月日本人がともに暮らしてきた日本の馬達を誇りに思って欲しいのです。



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